女性ホルモン-3 エストロゲンが過剰になる身近で意外な原因

2018-04-21

前回の女性ホルモン編-2エストロゲンが減少する理由はやっぱり・・・では、エストロゲンが減少する原因と対策について書きました。
しかし、現在はエストロゲンが過剰になるという方が増えています。
エストロゲンが過剰な状態により、生理痛、PMS、さらに最近増え続けている子宮内膜症、子宮筋腫、乳がんなどに発展する原因と言われています。

今回は現代の病ともいえるエストロゲン過剰の原因に迫ってみます。

エストロゲンが過剰となる原因

内分泌撹乱物質

内分泌撹乱物質とは、環境中に存在する物質があたかも体内のホルモンのように働き、生体内の内分泌を乱す物質のことで、いわゆる「環境ホルモン」とも言われます。なんと厚労省で公開している内分泌撹乱物質は65種類もありました!

ダイオキシン
毒性の強い有機塩化化合物で、発がん物質。特にプラスチックを燃やすと発生する。
日本のダイオキシンの8割はごみ焼却炉から発生し、欧米の10倍の量(1997年測定)
「ポリ塩化ビニル」や「ポリ塩化ビニルデン」などのラップ、さらに再生紙でつくられた紙ナプキンも危険だと言う説もある。

ビスフェノールA
いわゆるプラスチックの材料で食品の容器や包装から溶け出す有害成分。
スーパーやデパ地下のお惣菜、コンビニ弁当などのプラスチック容器、
ポリカーボネート性の水筒ボトル、トマトの缶詰、ペットボトル(特にホット、炭酸水、酸、アルコールに溶け出す)など。

フタル酸エステル
プラスチック容器の可塑剤(形を柔らかく変える)。
油脂を含んだ食品に溶け出す。
プラスチックの素材(塩化ビニル)に「フタル酸エステル」を添加した赤ちゃんのおもちゃは製造禁止(0.1%以下)となった。

殺虫剤・除草剤・農薬
虫よけスプレーも含めて近づかない。
農薬空中散布などで一般人が曝露することもある。
農薬は自閉症児の原因のひとつとも言われている。

重金属
鉛、カドミウム、水銀、アルミニウムは内分泌撹乱物質である可能性が高いと言われている。
アジア各国で石炭火力発電所が増加し、大気から落下した水銀が海の中で魚が吸収し、大型魚が多く蓄積している。
 水銀・・・大型魚、アマルガム(鈍い銀色の歯の詰め物)
 鉛・・・古い水道管
 カドミウム・・・土壌に蓄積しており、特に玄米に注意
 アルミニウム・・・アルミ缶飲料、缶詰、ベーキングパウダー
 フッ素・・・歯磨き粉、フライパン

夜型生活

夕方から夜にかけて睡眠をもたらすメラトニンが分泌されますが、メラトニンには抗酸化作用があり、卵巣で過剰にエストロゲンが作られ過ぎるのを抑制します。

肝機能の低下

肝臓が疲弊していると過剰なエストロゲンを代謝できません。アルコール、ニコチン、薬、農薬などの過剰摂取が肝臓の解毒機能を弱めます

アロマターゼ酵素の活性化

体内に炎症があるとエストロゲンが多くつくられます。PGE2(プロスタグランディンイーツー)という局所ホルモンを介して酵素であるアロマターゼがテストステロン(男性ホルモン)からエストロゲンの変換を促進します。
ちなみに、炎症とは自己免疫疾患のリウマチや大腸炎などに限らず、脂肪肝や花粉症を含むあらゆるアレルギー、上咽頭炎など本人も気づいていないかくれ炎症は少なくありません。

太りすぎ

大きくなった脂肪細胞はアンドロゲン(男性ホルモン)をエストロゲンに変える働きがあります。肥満が乳がんのリスクを増やすというデータがありますが、それは脂肪細胞がエストロゲンを増やすためです。
その上、高血圧やインスリン抵抗性(インスリンの効きが悪くなり血糖値が上がること)を引き起こし、せっかく妊娠に至っても、妊娠の継続や出産に課題を残す可能性もあります。

有害物質から生活習慣まで、現代人には逃れられないことばかりでイヤになってしまいますよね?(+_+)
でも、すべてから逃げられなくても、選択できる範囲で気をつけることはできますよね?  知っているのと知らないとではやはり結果は違ってくるのです。

次回はどんな対策を取れるかご紹介しますね(^_-)-☆