分子栄養学での貧血の常識と医療のそれ 1

2018-04-13

実家の静岡から東京の自宅に帰ってきました。
重症の貧血である母の診察に同行するため、娘と一緒に2泊3日で帰省しておりました。

以前にこのブログでも書きましたが、3月初旬にヘモグロビン値が5.3という私が見た中で過去最低の数値をはじき出したのです。
かかりつけのクリニックから市立病院にまわされ、2回ほど輸血し消化管出血ではないかと胃カメラや大腸カメラの検査を経て、ようやくヘモグロビン値とフェリチン値の数値が上向いてきたので、小腸の検査をやめて経過観察の状態になりました。
思っていた通り、逆流性食道炎の薬の負荷が高かったようで、肝臓の数値も経過観察になってしまいましたが・・・。

ただでさえ体力のない母がこれ以上検査を繰り返すのが見ていられなくて、検査の中止は喜ばしかったのですが、結局はっきりした原因はわからずおそらく栄養失調という、娘にとってはなんとも不甲斐ない結末。しかも、CT検査までされて、心不全だの腹水が少し溜まっているだの聞きたくなかった情報まで知らされ、もうお腹がいっぱいです(*_*)

消極的な経緯で「栄養不足による鉄欠乏性貧血」に落ち着こうとしている母の病名ですが、当初は担当医が「骨髄の検査が必要かも」ということも言っていたので、白血病や造血障害の可能性を調べたりして、貧血には様々な要因があることをあらためて学びました。

分子栄養学でよくフォーカスされるのが、なんといっても「鉄欠乏性貧血」。
鉄の体内での吸収は非常に緩慢で1日1mg程度。しかし、有経女性の鉄の排泄量は平均して1日2mg。
吸収より排泄が上回るのですから、鉄欠乏は当然頻発する状態です。

しかし、あまり知られていないのが、「大球性貧血」もしくは「巨赤芽球性貧血」と言って、分子栄養学で鉄欠乏貧血の次に一般的な症状です。
一見、ヘモグロビン値は正常に見えるので一般の健康診断や人間ドックで指摘されることはまずありませんが、赤血球が大きすぎるために毛細血管を通れず、手足などの抹消に血液が行き届かず冷え性という症状が特徴です。

大球性貧血かどうかの目安ですが、お手元に血液検査データがあったら”MCV”という項目を探してみてください。一般的な健康診断では調べていないかもしれませんが。
それが100以上であったら可能性があります。
MCVとは赤血球の大きさの平均値なのです。

この状態は、骨髄内で赤血球が作られるときにある栄養素が足りないことで起こります。

それは、ビタミンB12と葉酸です。
骨髄で赤血球をつくる際にそれぞれのステージでいろんな栄養素が利用されているので、症状に合わせた栄養補給をすることでより早く確実に貧血を治すことが可能です。

これからその図を書くので、続きはまた明日!
きっと明日!!(笑)